横浜が手放した「伝説の漢」 1軍6試合でも刻んだ衝撃、「セにもDHがあれば…」溢れる嘆き
1軍出場は6試合も…ファーム日本選手権では2打席連続HR
DeNAは30日、JB・ウェンデルケン投手とマイク・フォード内野手に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。フォードは今季途中加入し、1軍出場は6試合に限られたが、ポストシーズンを含め持ち前のパワーを発揮。それだけに「セにもDHがあれば……」「大好きでした ありがとうフォード」と衝撃が広がっている。
メジャーではヤンキースなどでプレーし、通算37本塁打をマーク。今年はレッズでも17試合でプレーし、その後7月にDeNA入りした。同月26日にタイラー・オースティン内野手の脳震とう特例措置による抹消で1軍昇格を果たすと、井上温大投手から初安打初アーチを放った。
オースティンの復帰に伴って登録抹消されると、以降は1軍昇格がなかった。それでも2軍では41試合で打率.211、8本塁打、OPS.709の成績を残し、10月5日のファーム日本選手権では2打席連続アーチをかけ、42年ぶりのイースタン・リーグ制覇に貢献。ポストシーズンで再昇格し、阪神とのクライマックスシリーズ(CS)では村上頌樹投手から一発。巨人とのCSファイナルステージでも第6戦で戸郷翔征投手から適時打を放つ活躍を見せた。
DeNAの1軍、2軍の優勝に貢献した大砲の自由契約にファンも衝撃を受けたようで、「ベイスターズを2度優勝させた男が居たということを決して忘れない」「伝説の漢」「阪神フォード獲りに行ってもええんちゃう?」「まだまだ見たかった」と嘆く声や、「パなら行ける」「セにもDHがあれば……」と、指名打者制のあるパ・リーグならチャンスがあると見るファンもいた。
(Full-Count編集部)