巨人移籍も…怪我続きで出場激減 行使翌年に戦力外の苦難も、FAから4年後の“現在地”
2020年オフにFA権を行使して巨人入りした梶谷は今季限りで現役を引退
DeNA、巨人でプレーした梶谷隆幸外野手は、今季限りで18年間のプロ野球生活に終止符を打った。2020年オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使して移籍も、その後は2022年に左膝半月板の手術を受けて1軍出場ゼロに終わり育成契約へと切り替わるなど故障に泣いた。ここでは梶谷と同じく2020年オフにFA権を行使した選手たちのその後をみてみる。
国内FA権を行使したのは6人。新チームに移籍したのは梶谷と井納翔一投手(DeNA→巨人)だった。井納は2021年は5試合で防御率14.40、2022年は7登板で移籍後初勝利を挙げたが、同年限りで戦力外通告を受けて現役を引退した。
“宣言残留”したのは熊代聖人外野手(西武)、増田達至投手(西武)、松永昂大投手(ロッテ)、小川泰弘投手(ヤクルト)。小川は先発陣の柱として投げ続けるも、今季は12登板でわずか2勝。来季の復権が待たれる。増田は2022年に31セーブも、今季はわずか13試合の登板におわり現役引退した。
熊代は2022年限りで戦力外となり現役を引退、2023年からは西武でコーチに就任した。松永は2021年に1、2軍いずれも登板なしに終わって戦力外となり、育成で再出発。しかし2022年もマウンドに立つことはなく、同年限りで現役を引退した。2023年からはコーチになり、来季は2軍投手コーチを務める。
なお海外FA権を行使した澤村拓一投手(ロッテ→レッドソックス)は、2021年に55試合登板と活躍。2023年にロッテに復帰し、今季は39登板で防御率3.34だった。4年の月日が経ち、多くの選手の立場が変わった。
(Full-Count編集部)