大谷翔平の開幕二刀流は「難しい」 ロバーツ監督が来日イベントで見解、リハビリは「順調」
都内ホテルで行われた「木下グループ 新CM制作発表会」に出席
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は4日、都内のホテルで行われた「木下グループ 新CM制作発表会」に出席した。来季の二刀流復活を目指す大谷翔平投手が来年3月に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦で投手復帰する可能性について否定的な見解を示した。
大谷は10月26日(日本時間27日)のヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で左肩を亜脱臼。11月に手術を受け、来年3月に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦での投手復帰は微妙となっている。「ショウヘイとLAを出る時にテキストした。リハビリは順調に進んでいると言っていた」と明かした上で、「3月時点で二刀流は難しいかなと思っている。もちろん打者としてラインナップに入ってくることを予定している」と話した。
2023年9月に右肘靱帯手術を受け、来季はイニング数に制限がかかる。「2025年のイニング数のマネジメントが非常に大事になってくる。10月までの計画を立てた上で、逆算していくと、3月でのスタートは難しい。どこのタイミングで投手として復活するかは10月までの計画をベースに考えていきたい」。2年連続のワールドシリーズ制覇へ向け、長期的な視点で組むつもりだ。
移籍2年目の来季は二刀流復活が期待される。指揮官は二刀流選手を初めて指揮を執ることになる。「来年は投手、打者で出場する予定だ。マネジメントで大事になるのがコミュニケーション。打席数が減ってくると思うが、最適なマネジメントをしていきたい」と話した。
ドジャースと木下グループは今年5月に複数年のパートナーシップ契約を結び、沖縄出身のロバーツ監督は同グループのCMに出演する。来日するのは今回が20年ぶりだという。東京での開幕戦について、「非常に楽しみにしている。GMともテキストしていて、3月に戻っていることを楽しみにしていると送った。日本の皆さんの野球愛、ドジャース愛を知っている。ビッグイベントを開催できることを楽しみにしている」と心待ちにしていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)