残り3年110億円は回収不可能? 211億円男が大不振…32歳に“最悪の契約”の声
バイエズは2021年オフ、タイガースと6年211億円で契約も…今季は80試合で打率.184
今オフのFA市場で最も注目されているのがフアン・ソト外野手の動向。争奪戦は6億ドル(約904億円)規模とも言われる。そんな中、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が、2025年シーズンにおける“最悪の契約”を紹介した。
記事は、契約期間がまだ複数年残っている選手に焦点を当て、残りの支払い金額、最近の成績、今後の予想される成績を基準に評価。契約期間が残り1年の選手は除外した。その1人に挙げられたのがタイガースのハビアー・バイエズ内野手だ。
バイエズは2014年にカブスでメジャーデビューし、2016年のワールドシリーズ制覇に貢献。2018年には111打点でタイトルを獲得するなど、走攻守揃ったメジャーを代表する遊撃手だった。
2021年12月にタイガースと6年1億4000万ドル(約211億円)で契約。当時は「再建の要となることが期待されていた」が、今季までの3年間で1426打席、打率.221、出塁率.262、長打率347、OPS+71と苦戦。特に今季は80試合出場で289打席に立ち、打率.184、OPS+46にまで落ち込み、腰の手術でシーズン終了となったことに言及した。
離脱している間にルーキーのトレイ・スウィーニー内野手が遊撃手のレギュラーとして「確かな可能性を示した。そのため、バイエズは2025年シーズンのスタートでは、プラトーンの役割で出場時間を得る必要があるだろう」と伝えている。残りの契約は2025年が 2500万ドル (約37億6800万円)、2026年と2027年が 2400万ドル (約36億1800万円)で、計7300万ドル(約110億円)となっている。12月1日に32歳になった。復権へ、来季は背水のシーズンとなりそうだ。
(Full-Count編集部)