ソトのド軍入りは“ほぼ消滅”か 敏腕記者が見る現況、西海岸に「興味がない」
MLB公式サイトがFA市場の目玉ソトについての討論会を実施
ヤンキースからFAとなっているフアン・ソト外野手の6億ドル(約904億円)超とも言われる争奪戦は、終盤戦に差し掛かっている。MLB公式サイトは獲得を狙うヤンキース、レッドソックスなどの番記者が討論会を実施。大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースが獲得する可能性は低いと見ているようだ。
ソトは2018年にナショナルズでメジャーデビュー。2022年途中からパドレス、今季はヤンキースでプレーし、西海岸を本拠地としたパドレスでは通算214試合で打率.265、41本塁打、125打点と、ソトにしては思うように成績を伸ばせなかった。レッドソックス番イアン・ブラウン記者は「彼は西海岸に興味がないと思う。すでに経験済みだけど、そこで幸せではなかった」と指摘した。
マーク・フェインサンド記者も同調した。「ドジャースがどの程度、この争奪戦に関与しているかはともかく、私は現実味があるとは思わない。来シーズン、テオスカー・ヘルナンデスがロサンゼルスにいる可能性の方が高いだろうね」と展開。ドジャース入りが現実的でないのは、「理由は2つある」という。
「1つはソトが多額の後払い金を伴う契約に同意するとは思えないこと。2つ目はロサンゼルスは(ニューヨークと比べて)ドミニカ共和国からさらに6時間遠い場所であることだ。これまでに私が聞いた話から判断すると、それはソトにとって重要なポイントのようだ」
討論会に参加した4人の記者ともソトの移籍先候補にはメッツ、ヤンキースと予想。ブラウン記者は「ドジャースはソトの考えの中にさえ入っていない」とも言い切った。
9日から11日(日本時間10日から12日)までテキサス州ダラスでウインターミーティングが行われる。決着時期については、3人の記者がウインターミーティング終了前と見ている。
(Full-Count編集部)