鷹リチャード、現状維持の1000万円更改 保留から2週間…計150分交渉で決着「いい会話」

契約更改交渉を終え、会見に臨むソフトバンク・リチャード【写真:冨田成美】
契約更改交渉を終え、会見に臨むソフトバンク・リチャード【写真:冨田成美】

今季は15試合に出場し打率.226、0本塁打、1打点

 ソフトバンクのリチャード内野手が6日、みずほPayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1000万円でサインした。11月22日に約70分にも及ぶ交渉を行ったが、出場機会を求めて保留。この日は約80分の交渉で判を押し、「1年に1回しかないので。今後のリチャードにとってはいい会話ができたかなと思います」と満足げだった。(金額は推定)

 リチャードは今季、4月30日に1軍昇格を果たし15試合に出場。しかし1軍での本塁打は2年連続なく、打率.226、0本塁打、1打点に終わった。一方、ファームでは18本塁打を放ち、ウエスタン・リーグでは5年連続の本塁打王のタイトルを獲得した。

「リチャードって、客観的に見てホームランバッターだと思う。ホームランを1本も打てなかったのは、直すべき改善だと思う。2軍で打てても1軍で打てないっていう、そのレベルの差を感じることができた。ここ1、2年よりは良くなっていたんですけど、それも山川さんがいて毎日成長するためにプレーするんだという声かけがありましたし、メンタルをうまく調整できないところもあった。でも、いい経験ができたので良かったなと。成績は悪かったですけど、人生においてはいいんじゃないかなと思います」

 オフの自主トレは、同郷の山川穂高内野手と行うことが決まっており、すでに本格的に始動している。「怪我なく1年間プレーできたのはいいことだと思うし、この経験を自分でどう生かすかだと思うので。いい1年だったと思います。悪い成績でしたけど、今後の自分にとっては」。8年目を迎える来季は1軍での活躍を目指す。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY