大谷翔平のデコピン始球式 “仕掛け人”が驚いたサービス精神「訓練してくれたんだ」
ローゼン副社長は大谷のサービス精神に驚愕「何に対しても全力だ」
ドジャースの大谷翔平投手はUSAトゥデイ紙の独占インタビューに応じた。執筆したボブ・ナイチンゲール記者は大谷だけでなく、ネズ・バレロ代理人や球団首脳ら周辺の関係者も取材。ロン・ローゼン副社長兼最高マーケティング責任者は今年8月に実現した“デコピン始球式”の裏側を語っている。
8月28日(日本時間29日)の本拠地・オリオールズ戦。自身のボブルヘッドデーで愛犬・デコピンが始球式を務めた。晴れの舞台で、デコピンはマウンド付近からボールを口にくわえて捕手役の大谷のもとへダッシュ。大谷はMVP発表後の電話会見で「一番緊張したのはデコの始球式」と語っていたが、この名場面を生んだのはローゼン副社長の一言からだった。
「彼のボブルヘッドデーにデコピンを登場させようと提案したのは私なんだよ。そうしたら、ショウヘイはデコピンが始球式に登場できるように訓練してくれたんだ」
まさかの愛犬による始球式。大谷のサービス精神にはローゼン副社長も頭が下がるところだという。「何に対しても全力だ。選手に勧誘動画を送ったり、球団チャリティイベント『ブルー・ダイヤモンド・ガラ』やファンフェスにも出席してくれる。彼はスポンサー受けがいいんだ」と感謝した。
長年、米国のスポーツ界に従事してきたローゼン副社長。「マジック・ジョンソン氏を間近で見てきたけど、チームメート、そしてリーグ全体(の選手)が彼をリスペクトしていた。オオタニもそう。彼はドジャースだけでなく、野球界全体に影響を与えてくれた」。大谷の影響力の大きさを語っていた。
(Full-Count編集部)