鈴木誠也への“54億円”がネックか…急浮上した放出の可能性 鍵握る契約条項
NYポストの敏腕記者ジョエル・シャーマン氏が報道
カブスが鈴木誠也外野手をトレード候補に挙げたと、米紙「ニューヨーク・ポスト」のジュエル・シャーマン記者が6日(日本時間7日)に伝えた。コーディ・ベリンジャー外野手も候補となっており、浮いた資金で戦力を整備する考えだという。
鈴木は2022年3月に5年8500万ドル(約127億5000万円)の契約を結び、2026年までの契約が2年3600万ドル(約53億9900万円)分残っている。トレード完全拒否権もついているため、鈴木サイドの了承が必要になる状況だ。ベリンジャーは今オフに選手オプションを行使して2025年は2750万ドル(約41億2400万円)でプレーする。
同記者は鈴木は右打者で「左打者のベリンジャーほど守備がうまくない」と指摘。一方ベリンジャーは、一塁のマイケル・ブッシュ内野手、中堅のピート・クロウアームストロング外野手という「若くてよりお手頃価格の選択肢」がチームにいることで、ポジションが被っている状況だ。2年の契約を残す右打者の鈴木か、1年契約の左打者ベリンジャーかトレード相手の要求次第になりそうだ。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のダラー・マクドナルド氏もこの報道に言及した。鈴木は「時間とともに成長していっているように思える」として、本塁打数の増加や、四球の割合も年々上がっているため「確実に関心を引く」と指摘。守備力は高くないとしつつも「その打撃力は彼を魅力的な存在にするはずだし、契約は煩わしいものではない」と伝えた。“同等”レベルのFA市場の他の外野手は鈴木よりも「はるかに稼ぎそうである」として、アンソニー・サンタンデール外野手は8000万ドル(約119億9800万円)の契約を同サイトは予想している。
(Full-Count編集部)