ド軍がソトに890億円契約提示 金額では不利も…米記者が“脱落”と見なさないワケ
ヤンキースら4球団が15年7億ドル前後をオファー…NYポストのジョン・ヘイマン記者が報道
天文学的契約を手にしそうだ。今オフFA市場で最大の大物とされるフアン・ソト外野手(ヤンキースFA)を巡り、4球団が約7億ドル(約1049億円)のオファーを提示したという。さらに、今季世界一を達成したドジャースも、超高額契約を打診しており、米敏腕記者はソト争奪戦の「大穴」と見ている。
地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は6日(日本時間7日)、「ドジャースはFA市場でフアン・ソト外野手に巨額のオファーを提示」と題した記事を寄稿。ジョン・ヘイマン記者の情報として、「ドジャースが少なくとも6億ドル(約894億円)のオファーを出した」と言及した。
一方で「ヤンキース、メッツ、ブルージェイズ、レッドソックスがいずれも15年7億ドル(約1049億円)“あたり”のオファーをした」としながらも、「ドジャースはソトに対して他に負けないオファーをした」とヘイマン氏。金額面ではドジャースが劣るものの、「この争奪戦でドジャースを『大穴』と呼びながらも除外したくはなかった。ソトが複数のオプトアウト付きでドジャースと契約することを選び、再度FAになる前に数回ワールドシリーズを制覇する可能性が大いにあるからだ」と、勝てる球団がプラスに働く可能性があるという。
とはいえ、ヘイマン氏は「(契約の)主な動機のひとつが金額ならば、ソトはこの4チームのどこかに落ち着くように思える」とし、ソトが何を重視するかで争奪戦は決着すると見ているようだ。果たして26歳になったばかりの天才打者を手にする球団はどこになるのだろうか。
(Full-Count編集部)