30球団にチャンスも…佐々木朗希獲りに“弱腰”な古豪 最高額提示できるも不安のワケ
佐々木は「25歳ルール」の対象で獲得時に契約金や年俸総額が制限される
ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手について、レッズ地元紙「シンシナティ・エンクワイアラー」は“弱腰”な姿勢を示した。「MLBのウインターミーティングに向かうシンシナティ・レッズへの4つの質問」という記事の中で分析した。
現在23歳の佐々木は「25歳ルール」の対象で、獲得時に契約金や年俸総額が制限され、マイナー契約しか結ぶことができない。各球団は割り当てられた獲得資金(インターナショナルボーナス・プール)の中で選手と契約することになるが、来年1月15日(日本時間16日)にリセットされる。
「そしてレッズは(ボーナスプールの)割当額が最も高い8チームに入っていて、756万ドル(約11億円)ある」と指摘。ドジャースとジャイアンツは、同プール金が最も少ない2チームで、各515万(約7億7800万円)ドルとなっている。
レッズはクオリファイング・オファーを提示したニック・マルティネスが残留し、ロイヤルズのエース格、ブレイディ・シンガーをトレードで獲得した。しかし、まだローテーション補強が終わっていないのか、という疑問に「イエス、ロウキ・ササキについては(終わっていない)。この日本人右腕はアマチュアとして契約するので、彼が稼ぐ年俸は大リーグの最低保証額となり、先述のインターナショナルボーナス・プール金で彼を獲得するどこかのチームが6年間彼を支配下に置くことになる」と答えた。
「しかしレッズがこのスターのつぼみを獲得する最終候補に入ることをあてにしてはならない。彼が落ち着く場所として他に魅力的なチームが多すぎるからだ」「繰り返しになるが重要なのは、レッズが西海岸を好むと言われているササキをドジャースまたはその他のチームから奪い取るのに十分な特典があるかということではない」と同紙。“令和の怪物”の行方は、9日(同10日)に開幕したウインターミーティングでも大きな話題となっている。
(Full-Count編集部)