ロッテ、石川柊太の獲得を発表「覚悟と勇気を持って」 FA争奪戦も同リーグへ移籍

ソフトバンク時代の石川柊太【写真:荒川祐史】
ソフトバンク時代の石川柊太【写真:荒川祐史】

2020年には最多勝と最高勝率の投手2冠…通算で56勝を挙げている右腕

 ロッテが11日、国内フリーエージェント(FA)権を行使していたソフトバンク・石川柊太投手の獲得を発表した。入団会見、背番号は未定。11月8日の宣言から1か月以上が経ち、通算56勝の右腕は移籍を決断した。

 2013年育成ドラフト1位で創価大からソフトバンクに入団した。2016年7月に支配下登録されると、2017年は34試合に登板して8勝を記録。翌2018年には13勝を挙げブレークし、2020年には11勝、勝率.786で投手2冠にも輝いた。今季は開幕ローテーションからは漏れたものの15試合に登板、7勝2敗で防御率2.56という成績だった。

 今季がプロ11年目。11月8日にFA宣言した時には「自分が野球界でどういう評価をされているかを聞いてみたいというのが一番のところ。そういう権利があるので選択肢が広がるところに価値はあると思う」と語っていた。2025年からはロッテの一員として、リーグ優勝と日本一を目指すことになった。

 ロッテは佐々木朗希投手がポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している。宣言残留を認めるソフトバンクをはじめ、巨人、オリックス、ヤクルトなど熾烈なFA争奪戦となったが、経験豊富な32歳右腕を射止めた。

◯石川柊太投手「このたび、野球人生の次のステージを千葉ロッテマリーンズさんでスタートさせていただくことが決まりました。これまで携わっていただいた全ての方々に感謝申し上げます。リーグ優勝、日本一を達成し、吉井監督を胴上げし、ファンの皆様に喜んでいただけるピッチングをする覚悟と勇気を持って戦っていきます」

◯吉井理人監督「前からすごいピッチャーと思いながら、見ていました。マリーンズのローテーションの柱の一人として、大いに期待をしています。特徴的なストレートと鋭い変化球が持ち味の投手で、入団をしていただけることが決まり、とても嬉しく、そして頼もしく思います」

(Full-Count編集部)

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