30歳は阪神へ“放出”、ブレーク→大不振でトレード移籍も ドラ1は覚醒…巨人16年組の今
ドラ1位の吉川は今季全試合出場、ドラ2の畠世周は現役ドラフトで阪神へ
第3回現役ドラフトが9日に行われ、巨人・畠世周投手が阪神に指名された。2017年ドラフト2位で入団し、2021年には52試合に登板した。ここでは同年ドラフトで巨人に指名された15人(支配下7人、育成8人)の現在地を検証する。
田中正義投手(現日本ハム)、佐々木千隼投手(現DeNA)を抽選で外し、外れの外れ1位で吉川尚輝内野手(中京学院大)を指名した。今季は初めて全試合に出場。二塁手部門のベストナイン、ゴールデングラブ賞を初受賞した。
2位の畠は近大から入団。2021年に52登板で4勝3敗1セーブ11ホールドをマークした。今季は自身最少の1登板にとどまった。通算119登板(36先発)で通算19勝12敗、防御率3.21。30歳右腕はライバル球団の阪神で復活なるか。
3位の谷岡竜平投手(東芝)は2018年に25登板も故障の影響で、2019年オフに育成契約へ。昨季限りで引退した。4位の池田駿投手(ヤマハ)は2019年オフに交換トレードで楽天へ。2021年限りで引退した。
育成5位の松原聖弥は今季途中に西武へ、育成7位の堀岡隼人はDeNAで奮闘
5位の高田萌生投手(創志学園)は2020年途中、楽天へトレード移籍。2023年オフに戦力外となった。今季はクラブチーム「ショウワコーポレーション」でプレーした。6位の大江竜聖投手(二松学舎大付)は2020年に43試合、2021年に47試合に登板。今季は16登板で5ホールドをマークした。7位の廖任磊投手(岡山共生高卒)は2018年に戦力外となり、2019年に西武移籍もオフに再び戦力外となった。その後は台湾球界に戦いの場を移した。
育成ドラフトで指名された中では、5位の松原聖弥外野手(明星大)が台頭。2021年には135試合出場で打率.274、12本塁打、15盗塁をマークした。しかし、その後は成績が下降。今季途中に交換トレードで西武へ移籍した。西武での成績は33試合で打率.128だった。
7位の堀岡隼人投手(青森山田高)は2019年に支配下登録され、2020年に12登板も2021年に再び育成に。2023年3月に2度目の支配下となったが、同年オフに戦力外通告を受けた。DeNAと育成契約を結び、6月8日に支配下登録。6登板で1ホールド、防御率0.00をマークすると、クライマックスシリーズでは3試合を無失点。日本シリーズ進出に貢献した。
(Full-Count編集部)