T・ヘルナンデス残留交渉は不調か ド軍編成トップは流出を覚悟「他所と契約しても」

ドジャースからFAになっているテオスカー・ヘルナンデス【写真:ロイター】
ドジャースからFAになっているテオスカー・ヘルナンデス【写真:ロイター】

フリードマン編成本部長「他所と契約しても幸運を祈っている」

 ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は10日(日本時間11日)、再契約を目指すテオスカー・ヘルナンデス外野手に言及。「お互いに残留を希望していると話し合ってきた。それはいいことだけど、全てではない」と残留交渉が進んでいないことを示唆した。

 32歳のT・ヘルナンデスは昨オフに1年契約でドジャース入り。自己最多33本塁打を放ち、打率.272、99打点と主軸としてワールドシリーズ制覇に貢献した。11月上旬の世界一パレード後には涙ながらに残留を熱望。しかし、今オフのFA市場ではフアン・ソトを逃したヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズなどと激しい争奪戦となっているようだ。

 一時は残留交渉は大詰めと指摘されていた。フリードマン編成本部長は「彼と家族は、複数ある関心の中からベストな選択をするだろう。(残留を)願っているけど、同時に他所と契約しても幸運を祈っている。それは、私たちが決められないことだ。(移籍なら)個人的には嬉しいことだし、幸運を祈っているけど、プロフェッショナルとしてはあまり嬉しくないことだ」と言葉をつないだ。
 
 補強ポイントとなっている外野手ではジャイアンツからFAとなっていた通算167本塁打のマイケル・コンフォートが加入。フリードマン編成本部長は「いろんな方法がある。もう少しパワーのあるチームにしていいし、コンタクトや守備を強化してもいい。FAやトレード市場には興味深い選手がいる。複数のパターンを模索している」と語った。

(Full-Count編集部)

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