戦力外通告から1年「絶体絶命」 キャリア終了の危機感…崖っぷち”自認”の中日29歳

中日・上林誠知【写真:竹村岳】
中日・上林誠知【写真:竹村岳】

2023年オフにソフトバンクから戦力外に…「そういう考えなので従うしかない」

 戦力外通告を受けて1年が経った。中日・上林誠知外野手がFull-Countのインタビューに応じた。立たされたキャリアの分岐点に「変わり切れなかった」と反省も込めながら振り返る。

 上林は2013年ドラフト4位でソフトバンクに入団。2017年は13本塁打、2018年は全試合に出場し22本塁打を記録した。以降は怪我に悩まされ、昨オフに戦力外通告を受けた。真っ先に連絡をくれ、獲得したのが中日だった。今季は46試合に出場し打率.191、1本塁打、3打点。「思い通りには行かなかったというか。環境が変わって、どう変わるのか期待をしていた部分もあったんですけど。うまく噛み合わなかったというか、そういう感じでした」と語る。

 ソフトバンクから戦力構想外であることを告げられた時「ちょっとビックリしましたけど、球団がそういう考えなので従うしかない」と受け入れていた。キャリアの分岐点から1年が経った。戦力外通告という経験を踏まえ「環境が変わって、他にも変わらないといけなかったところを、変わり切れなかったから、今年の結果だったんだと思います」と前を向きながら振り返っていた。

 2019年以降、怪我の影響もありソフトバンクでは出場機会が限られた。環境が変われば――。自分自身に期待も抱いていたが、結果で応えることができなかった。「プレースタイルは変える必要はないし、変えられないですから。そこというよりは、メンタルとか、表情とかですね。ちょうど来年、監督も変わるので。監督が陽気な感じの方なので。自分もそっちにちょっとずつ移行しようかなと」。

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