ソトは「利益をもたらさない」 1176億円でも…大谷翔平との“絶対的な差”「自己中心的」

メッツ入りしたフアン・ソト(左)とドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
メッツ入りしたフアン・ソト(左)とドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷の契約は97%が後払い…ソトは採用せず

 両者の“違い”が注目されている。ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手は15年総額7億6500万ドル(約1176億円)でメッツと契約を締結。ドジャース・大谷翔平投手が昨年12月に結んだ10年7億ドル(当時1014億円)を超え、スポーツ史上最高額を更新した。後払い契約は含まれず、米ファンは厳しい目を向けているようだ。

 米データ会社「コーディファイ・ベースボール」はソトの契約が決まると、自社X(旧ツイッター)を更新。大谷との画像を並べ、「後払い金額:オオタニ=6億8000万ドル ソト=0ドル」と投稿した。大谷の7億ドル契約は年俸の97%が後払いになっており、しかも無利息という驚きの契約形態が話題を呼んだ。一方、1年後に“大谷超え”を果たしたソトに後払いは含まれていない。

 大谷とソトの“違い”を米ファンも分析。「ショウヘイは勝利したがっている。(ソトとは)そこが大きな差だ」「オオタニはフィールド外で6000万ドル(約92億円)以上稼いでるしね」「オオタニの契約は球団に優しいものになっている」「片方は無欲で、もう片方は自己中心的!」「ソトはオオタニがドジャースにもたらしたものと異なり、利益をもたらさないだろう」「オオタニの契約はチートコードだ」などとコメントが寄せられた。

 ワールドシリーズ期間中の取材に応じたドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は、「もちろん(大谷の契約形態は)助かったよ。彼はどれほど勝ちたいか言及していたから、彼にとっても大事なことだった」と笑顔を見せた。そして、大谷の契約で財政に余裕が生まれ、山本由伸らの補強に成功。見事に世界一を手にした。

 巨額契約を結んだ選手にはより一層厳しい目が向けられる。球界最高の契約を手にしたことで、ソトのハードルは非常に高いものとなった。果たして重圧を跳ねのけ、大谷のようにチームを勝利に導く活躍ができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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