日本では「日本一になれなかった」 菅野、オリオールズ入団で叶える悲願「チャンピオンに」
日本シリーズは3度出場もいずれも敗戦
巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使し、オリオールズへ移籍した菅野智之投手が19日(日本時間20日)、オンラインで会見を行った。決断の理由などを語る中、「日本では日本一になれなかったので、ワールドチャンピオンになれるというのを一番にやっていきたい」と改めて“頂点”を目指す覚悟を口にした。
菅野は今季、リーグ最多15勝(3敗)を挙げ、防御率1.67をマーク。4年ぶりのセ・リーグ優勝に大きく貢献し、2020年以来4年ぶり3度目の最優秀選手(MVP)に輝いた。10月5日に今季終了後に海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す意向を表明していた。
最多勝4回、最優秀防御率4回、最多奪三振2回、最高勝率2回と数々のタイトルを手にし、沢村賞にも2度選ばれた。ただ、“唯一”手にしてないのが日本一だ。1年目の2013年は楽天、2019・2020年はソフトバンクの前にチームは敗戦。今年もDeNAとのクライマックスシリーズファイナル第6戦で救援登板したが、決勝点を許して日本シリーズ進出を逃していた。
会見では悲願の優勝について「日本では日本一になれなかったのでワールドシリーズで世界一を目指して頑張っていきたい」と思いを新たにした。またオリオールズに関しても「メジャー屈指のキャッチャー、シンプルにチャンピオンシップを狙えるチームと契約しました」と、優勝のピースが揃っていると“確信”しているようだった。
(Full-Count編集部)