“戦力外”連発でマイナー転々…NPB挑戦も登板なしで放出 「短命だった」元ロッテ助っ人が米復帰
フェルナンデスがロイヤルズとマイナー契約
ロイヤルズは21日(日本時間22日)、ジュニオール・フェルナンデス投手とマイナー契約を結んだと発表した。27歳の右腕は今季、ロッテに所属したが1登板もせずに退団となっていた。
ドミニカ共和国出身のフェルナンデスは2014年にアマチュアFAとしてカージナルスと契約。2019年にメジャーデビューを果たしたが、同年は防御率5.40。2022年にメジャー40人枠から外れるDFAの措置を取られた。パイレーツに移籍し、3試合を無失点に抑えたが、再びDFAに。その後はヤンキース、ブルージェイズのマイナーを転々とした。
2024年にロッテが獲得を発表。2軍で2登板し、2回を投げ防御率0.00だったが、右鎖骨遠位端融解症と診断。5月10日に東京都内の病院で手術し、7月にウエーバー公示されていた。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のレオ・モーゲンスターン記者は「残念ながら海外でのキャリアは短命だった」と綴った。
最速163キロの直球が武器の右腕が再び米国で挑戦する。同サイトは「成功できるかは健康状態と球速にかかっている。フェルナンデスの2022年の平均球速は約99マイル(約159.3キロ)で、シンカー、速球ともに定期的に100マイル(約160.9キロ)を計測していた。制球難だが、球速はでるのでそれだけで興味深い存在だ」と綴っていた。
(Full-Count編集部)