佐々木朗希以外も…決まらぬ4人の新天地 あと1週間で越年、MLB目指す日本人選手
20球団以上から連絡が来ているという佐々木朗希、藤浪はプエルトリコのWLに参戦
今オフ、巨人から海外FA権を行使した菅野智之投手がオリオールズと複数年契約を結んだ。米複数メディアによると、総額1300万ドル(約20億円)だという。一方でメジャーとの契約を希望しながら契約に至っていない選手も多い。
藤浪晋太郎投手はメッツからFAとなった。昨季はアスレチックスとオリオールズでプレーし、計64試合に登板。今季は年俸325万ドル(約5億円)プラス出来高でメッツと契約したが、開幕前にマイナー落ちした。メジャー昇格は叶わず、マイナーで33試合に登板して防御率5.94だった。プエルトリコのウインターリーグに参戦し、6登板で防御率3.05をマークしている。
最も注目されるのはロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手。ウインターミーティングで、代理人のジョエル・ウルフ氏は20球団以上から連絡が来ていると明かした。米メディアによると、メッツ、ヤンキース、カブス、ホワイトソックス、レンジャーズと面談したとされ、ドジャースやパドレス、マリナーズ、ジャイアンツとも接触したという。
23歳の佐々木は「25歳ルール」の対象で、獲得時に契約金や年俸総額が制限され、マイナー契約しか結ぶことができない。各球団は割り当てられた獲得資金(ボーナスプール)の中で選手と契約することになるが、来年1月15日(同16日)にリセットされる。今年の契約可能期間は過ぎているため、佐々木は1月15日(同16日)以降の決着となる。
中日からは小笠原慎之介投手がポスティングでメジャーを目指す。東海大相模高から2016年ドラフト1位で入団。2022年には初の2桁勝利(10勝)をマーク。リーグ2位の142奪三振を記録した。昨季は7勝12敗、今季もリーグワーストの11敗(5勝)だったが、4年連続で規定投球回をクリアしている。
阪神の右腕・青柳晃洋投手は今月4日にポスティング申請がMLBに受理された。帝京大から2015年ドラフト5位で阪神入団。2021年、2022年に13勝で最多勝に輝くなど通算61勝47敗、防御率3.08をマークしている。ただ、今季は2勝どまりだった。2024年も残り1週間。どの投手も“越年”の可能性が高いが、どのユニホームを着るだろうか。
(Full-Count編集部)