イチロー氏、満票殿堂へ突き進む“40-40” リベラ以来の偉業なるか…“同期左腕”も順調
「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」で投票結果が公開
2025年の米野球殿堂入りの候補者となっているイチロー氏が、史上2人目の満票選出へ順調に歩みを進めている。MLB公式サイトや米主要メディアも活用する殿堂入り投票のトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」では24日(日本時間25日)までの投票結果が公開されており、イチロー氏は“100%”の得票率となっている。
米野球殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する記者による投票で決定。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75パーセント以上を集めると、殿堂入りとなる。
現時点での開票率はわずか10.3%で、投票総数は最終的には388票となると見込まれている。イチロー氏の殿堂入りは確実視されており、焦点は満票かどうか。過去に満票で選出されたのは、歴代最多652セーブを記録した2019年のマリアノ・リベラ氏のみ。デレク・ジーター氏は1票、ケン・グリフィーJr.氏は3票足りずに栄誉を逃した。イチロー氏が満票となれば、野手史上初の快挙となる。
他に殿堂入りラインをクリアしているのは、イチロー氏と同じ2001年にメジャーデビューし、通算251勝をあげたCC・サバシア氏と通算422セーブ左腕、ビリー・ワグナー氏。サバシア氏は8日(同9日)に100%を切ったが37票で92.5%、有資格最終年のワグナー氏は87.5%となっている。また、5ツール・プレーヤーとして鳴らしたカルロス・ベルトラン氏は70.0%とわずかに及んでいない。
(Full-Count編集部)