最有力不在…西武の空いた「7枠」 現ドラ加入の27歳にも可能性、低迷脱出に求められる“争い”

西武・源田壮亮(左)と外崎修汰【写真:小池義弘】
西武・源田壮亮(左)と外崎修汰【写真:小池義弘】

不動の正二塁手だった外崎の三塁コンバートが予定されている

 西武・西口文也監督は2024年11月に行われたファンフェスタで、2025年の開幕スタメンが決まっているのは「ショートの源田壮亮だけです」と語った。今井達也の開幕投手もすでに内定しているが、野手7ポジションがレギュラー不在という状態でキャンプインを迎える。

 二塁手部門で2度のゴールデン・グラブ賞を誇る外崎修汰が三塁へコンバートされる。“主役”なき二塁に誰が入るのか注目のポジションとなる。

 2024年シーズンは外崎は118試合で先発出場した。次に11試合の滝澤夏央で、7試合の山野辺翔、5試合の佐藤龍世と続く。2024年にチーム最多タイの7本塁打を放った佐藤龍は外野に挑戦する方向だ。

 長年、西武の二塁手として君臨していた外崎が“抜ける”ことで若手には大きなチャンスが巡ってくるが、新たなレギュラーを託せるような“後進”が出てきていないのも現実だ。長距離砲と期待され、32試合で4番を任された22歳の山村崇嘉は打率.219、2本塁打、23打点。そのほかユーティリティの元山飛優、平沼翔太らも候補になりそうだ。

 現役ドラフトではロッテから平沢大河が加入した。2024年は1軍での出場機会はなかったが、二塁や外野でプレーしていた実績もあり、2015年ドラフト1位の27歳がポジションを奪う可能性も十分にある。第3回現役ドラフトの“成功例”となれるのか――。センターラインのレギュラー定着がチームの安定感につながることは間違いない。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY