249億円契約拒否→仰天オファーも失敗「金銭面が足かせ」 “古巣”から見放された元HR王

メッツからFAとなっているピート・アロンソ【写真:Getty Images】
メッツからFAとなっているピート・アロンソ【写真:Getty Images】

メッツはアロンソ退団後の代替案に方針転換

 通算226本塁打を放ち、メッツからFAとなったピート・アロンソ内野手は、ニューヨークから別れを告げることとなりそうだ。地元放送局SNYのアンディ・マルティーノ記者は、昨季まで所属したメッツがアロンソ退団後の代替案に方針転換したと伝えた。

 これまでにアロンソ陣営はメッツに対して「契約破棄権(オプトアウト)が付く3年契約」を提案したと伝えられていた。だが、メッツは首を縦に振らず。米最大の移籍情報サイトのトレード・ルーマーズは「メッツはこの枠組みを受け入れるかに多少は見えたが、それでも金銭面の隔たりが足かせになり契約がまとまらなかった」と報じた。

 そして、ここに来て、通算95本塁打で選球眼に定評のあるジェシー・ウィンカー外野手と契約合意。マルティーノ記者は「メッツは今ではアロンソがどこか他と契約するというのが最も可能性が高いとみなしている。ウィンカーを加え、そしてリリーフを1人加える、おそらくトップクラスのリリーフを」とし、今後は救援のFA市場に注力する方針を伝えた。

 メッツは2023年に7年1億5800万ドル(約249億円)の大型契約を打診したが、アロンソ陣営はそのオファーを拒否。これが失敗だったか。このオフは各球団の補強策から見放され、“古巣”への仰天の逆オファーも実らなかった。

 昨季は全162試合出場して打率.240、34本塁打、88打点をマーク。1年目の2019年に本塁打王に輝き、コロナ禍で短縮シーズンだった2020年を除いてシーズン30発以上を放つ長距離砲だが、守備や走塁での評価は低い。次はどこへ向かうのか。

(Full-Count編集部)

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