イチロー氏も満票ならず「奇妙」 米メディアに波紋…投票基準が「確立していない」
ニューズウィーク誌が注目「満場一致で選ばれなかった」
野球殿堂博物館は16日、今年の殿堂入りのメンバーを発表し、競技者表彰は日米通算4367安打をマークしたイチロー氏とNPB歴代最多407セーブをマークした岩瀬仁紀氏が選ばれた。イチロー氏は得票率92.6%で史上初の満票選出を逃した。米メディアも満票がならなかったことに注目した。
米誌ニューズウィークは「イチロー・スズキは殿堂入りを果たしたが、満場一致で選ばれなかった」との見出しで報道。殿堂入りの投票した委員のうち26人がイチロー氏に投じなかったことなどを伝えた。
イチロー氏の米野球殿堂入りは確実視され、2019年マリアノ・リベラ以来、史上2人目の満票選出となるかが焦点となっている。それでも、ニューズウィークに執筆したJP・ホーンストラ記者は「もうひとつの殿堂の投票基準も確立していないことが分かり、奇妙ながら安心した。もしイチローが日本の野球殿堂で満票選出でないのなら、人々は満票であることの重要性を気にするのを本当に辞める必要がある」と伝えた。
米野球殿堂は21日(日本時間22日)に発表される。2004年に歴代最多262安打を放ち、メジャー通算3089安打をマークした安打製造機は、どのような結果となるのか。
(Full-Count編集部)