イチロー氏に「いい酒を期待しているよ」 グリフィーJr.氏も祝福「本当にふさわしい」
2016年に殿堂入り 元同僚グリフィーJr.氏「私は嬉しい」
米野球殿堂は21日(日本時間22日)、2025年の殿堂入りメンバーを発表。マリナーズなどで活躍したイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が資格1年目でアジア選手として初めて選出された。元同僚で2016年に殿堂入りしているケン・グリフィーJr.氏も祝福した。
「MLBネットワーク」の放送でグリフィーJr.氏は「おめでとうイチロー。本当にふさわしい。私は嬉しい。君が電話をもらったと聞いたとき妻が大喜びして走り回っていた。光栄だ。君に会うことを心待ちにしている」と祝福。「ひとつだけ言わせてくれ。酒を持ってきてくれよ。ルーキーがしなきゃいけないことだから。君は25年間で初めてルーキーになる。だから、僕ら2人のためにいい酒を期待しているよ」と呼びかけた。
イチロー氏は2001年からマリナーズでプレー。2009年にマリナーズに復帰したグリフィーJr.氏と2年間、チームメートとして接していた。
米野球殿堂入りは、全米野球協会に10年以上所属する記者による投票で決定される。メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得て、全投票数の75%を集めると殿堂入りとなる。マリナーズなどでメジャー通算3089安打を放ったイチロー氏の選出は確実視されていた。1票足りず、満票選出にはならなかった。
(Full-Count編集部)