イチロー氏、伝説のレーザービームは「怒りのエネルギー」 物投げられ…MLBで受けた“洗礼”

2001年、マリナーズ時代のイチロー氏【写真:Getty Images】
2001年、マリナーズ時代のイチロー氏【写真:Getty Images】

全米野球記者協会の会見で明かした衝撃レーザービームの秘話

 米野球殿堂は21日(日本時間22日)、2025年の殿堂入りメンバーを発表し、マリナーズなどで活躍したイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が資格1年目でアジア選手として初めて選出された。BBWAA(全米野球記者協会)のオンライン会見では入団1年目に浴びた“洗礼”について明かした。

 イチロー氏は2001年4月11日の敵地・アスレチックス戦で右翼から三塁へレーザービームを披露し、アウトにした。「オークランドでのメジャー初補殺は印象深いか」と問われ、「あの試合は先発ではなくて、すごくイライラしていたんですよね。オークランドに初めて行ってファンからなかなか厳しい声があったり物が投げ入れられたり、あのシーンは怒りのエネルギーで結果に繋がったところが大きかった」と振り返った。

 さらに「オークランドはなぜ厳しかった」との問いに、「どうしてかはわからないけど、初めて日本人野手としてきてアメリカの洗礼。外国から来たわけわからない人に洗礼を浴びせたんだと思います」と振り返った。

 米野球殿堂入りは、全米野球協会に10年以上所属する記者による投票で決定される。メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得て、全投票数の75%を集めると殿堂入りとなる。マリナーズなどでメジャー通算3089安打を放ったイチロー氏は99.7%で、史上2人目の満票とはならなかった。

(Full-Count編集部)

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