小学生衝撃「えー、ベッツ!?」 女子生徒も大興奮…“大谷効果”で大盛り上がり
小学校にサプライズ訪問…手取り足取りの丁寧な“野球指導”
「えーー、ベッツ!?」。まさかの人物に衝撃が走った。ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が21日、東京・大田区の小学校にサプライズ訪問。小学生約60人に対して、MLBのスーパースターが丁寧に野球を教えた。ゲストがベッツだと児童に知らされたのは、当日の朝。教室は大騒ぎになった。
今回のイベントはMLBジャパンが企画する「PLAY BALL」で、野球経験の少ないどもたちを対象にこれまでも全国各地で開催されてきた。参加者のうち、野球を一度でもやったことがあると手を挙げたのは1/3ほど。トスバッティングではバットの握り方の分からない児童もいたが、ベッツは真剣な表情で「左手を下に、右手を上にして握るんだ」と、一から丁寧に指導した。
ベッツは「子どもたちに指導するのは、アメリカにいたらなかなかない機会。歓迎してくれて嬉しいよ」と話した。児童には「プロ野球選手が来る」とだけ伝えられていたが、今回のゲストはMLBの大物中の大物だ。大谷翔平投手が入団し、ドジャース戦の中継が増えたこともあって、児童のベッツの認知度は高かった。
片岡ももさん(3年)は、ベッツの来校を知らされ「(クラスは)えーー! ベッツ!? って感じでした」と振り返る。柿平結衣さん(3年)は、「野球はやったことがなかったんですけど、大谷選手が好きで試合をたまにみるので。ベッツ選手は知っていました。カッコよかったです」と微笑んだ。
プレーを披露するコーナーでベッツは柔らかいボールをかっ飛ばし、ノックでは華麗なランニングスローも披露。目を輝かせる小学生に「今見せたことと同じようなことを、将来できるようになってほしい」と語りかけた。
身長175センチと、メジャーリーガの中では小柄なベッツ。「よく食べてよく寝ること。自分は少し体がちっちゃいので、その分ジムに行く。ショウヘイやジャッジと比べると大きくないから、時間をとってトレーニングをしているよ」と、育ち盛りの児童に成長の秘訣を伝授した。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)