燕・高津監督「準備ができていない」　若手のアピール不足に苦言…「あまりにミスが多い」

「技術の面ではできないことがたくさんあって、それは当然」

　ヤクルトは20日、沖縄・浦添で行われた中日との練習試合に0-2で敗れた。今季初実戦だった山田哲人内野手、村上宗隆内野手がいずれも2打席で退き、若手が多く出場したが、高津臣吾監督は“アピール不足”に苦言を呈した。

　試合を終えた指揮官は「今頑張らないといけない選手がたくさんいて、結果にはこだわっていないとはいいますけど、あまりにもミスが多いというか、サインミスだったりボーンヘッドだったり、もうちょっとこう、ピリッとしてほしいなと思いますね」と険しい表情を浮かべた。

　決して、安打を打つことや抑えることを求めているわけではない。「技術の面ではできないことがたくさんあって、それは当然。相手の速い球を打てっていっても難しいし、相手の4番打者を抑えろっていうのもすごく難しいことです」と話す。

　その上で「そこまでの準備ができていないというか、それはちょっと残念ですね。こちらからうまくなれと言っても準備ができていないとなかなかね。その土俵に上がるまでの準備をしっかりしてほしいなと思いますけど」と指摘した。

　2年連続5位からの捲土重来へ、現有戦力の底上げは必須。それだけに高津監督の目には物足りなく映った。

（町田利衣 / Rie Machida）