大谷翔平、1番起用は「プランでしかない」 “ぶっつけ本番”投手復帰に自信…一問一問
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朗希は「順調に調整ができている」
ドジャース・大谷翔平投手が20日(日本時間21日)、スプリングトレーニングの行われているアリゾナ州グレンデールで報道陣の取材に応じた。一問一答は以下の通り。
――ブルペンでの所感。
「前回もそうですね、引き続きいい強度で投げられたので、次回のブルペンで、もう少しワンステップ強度を上げられたらいいんじゃないかなと思います」
――映像を見ていたが、正しい方向に進んでいると確信できる理由は?
「ボールとのフィーリング、自分が投げている感覚とフィードバックを貰ったときのデータがどういう風に一致しているのかというのが大事だと思うので、今のところはいい感じで来ています。もうワンステップ上げた時に、データがどういう風にぶれるかチェックをしてきたいと思います」
――ノーワインドアップを試した理由。
「常にそうですけど、変化を求めたいなとは思っているので。その中でここメジャーに来てからセットアップで投げていますけど、自分の中でバッティングもそうですけど、常に変化を求めたいなと思っています。その中の1つかなと思っています」
――実戦でも?
「今のところはその予定では考えていますけど、また強度が上がった時にどういう反応になるかによって決めたいなと思っています」
――OP戦登板なしにぶっつけ本番。
「前回の手術の時もそういう感じでやっているので、そういう意味では初めてではないというのは、ある程度復帰するうえで自分の心の中で余裕を持てる要因かなと思う。あまり焦ることなく、しっかりとまずはどこで投げるかというフィーリングが大事かなと思っています」
――ブルペンに入りで復帰の時期は明確に?
「あまり変わることなくというか、自分の中でブルペンも、ライブBPも、試合もフィーリングが一番大事だと思っているので、やるべきことをしっかりとこなしていければ、スケジュール通りのプランで投げられるんじゃないかなと思います」
――佐々木朗希にアドバイスは?
「特にこれというアドバイスはしていないですし、楽しんでくれればいいかなとは思うので、昨日も見ましたけど、順調に調整ができているんじゃないかなと僕の目からそう思っています。フィーリングがどうかというのは、本人しかわからない所なので、そこはどこにでやるにしても、しっかり自分の中のフィーリングがまずは大事になってくるので、必ず彼自身は出来るんじゃないかなと思います」
ロバーツ監督が今季の打順で1番を指名「自分のバッティングをできればいい」
――1番打者について。
「まだ試してはないので、どうなのかは答えられないですが、やってみて、打者目線と投手目線が実感できると思うので、どういう風に感じるか楽しみにしています」
――ロバーツ監督が1番と明言。思いは?
「まだあまり話してはないので、プランはプランでしかないので。去年も1番を打つ予定ではなかったですし。変わった時に別にその気にすることなくどこに入っても、基本的には自分のバッティングをできればいいんじゃないかなと思います」
――ツーシームの軌道が変わった。
「シンカー系に関してはスポットによって縦成分、横成分の変化は多少変わってくるので。メカニクスもそうですけど、どこを狙ってていうか、どこのロケーションにボールがいってるから多少変わってますけど。比較的ストライクゾーンの下の位置に集まっていたので、基本的には縦変化のほうが強かったのかなと感じています」
――WBCへの意欲。
「今のところWBCというか今年のシーズンに集中することを目標にとずっと考えてやってきたので。その先に選んでいただければ、光栄なことですし、一番やらないといけないことは今年のシーズンに照準をあてて結果を出すことじゃないかなと思っています」
――練習面で昨年から変えていることは。またオープン戦の出場について。
「調整の方法というか、全体のボリュームを考えたときにそこまで変えることはしていません。意識的にこういう風に変えたいなというのはありますが。さっきもプロジェクトを打ってきましたけど、実戦でもいけそうな感じではあったので、慎重にはなっていますが感覚的には試合に出れる感じかなと思います」
――ヤクルトのマスコット・つば九郎の担当者が亡くなった。
「直接会ったことはないですが小さい頃から見ていますし、代表的なマスコットとして人気があったと思うので、非常に残念ですけど感謝しています」
(Full-Count編集部)
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