大谷翔平の退団→世界一「見ていてつらい」 盟友トラウトが明かした複雑な心境

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】

「彼は見ていて楽しいね。それについては反論の余地がないよ」

 エンゼルスのマイク・トラウト外野手がMLBネットワークのインタビューに応じ、ドジャースへ移籍1年目でワールドシリーズチャンピオンとなった元同僚の大谷翔平投手らへの率直な思いを明かした。

 同番組司会者のグレッグ・アムシンガー氏から「ドジャースが世界一になり、元同僚のショウヘイ・オオタニがあのような活躍をしたけど、君たちにとってそれがプレーオフに戻るための大きな刺激になっている?」と聞かれたトラウトは、口を開いた。

「そうだね。誰かがチームを去って世界一になる時は、いつだって見ていてつらいものさ。だけど、彼のことはうれしく思うよ。彼が球界のためにこれまでやってきたことは、驚異的だ。彼は見ていて楽しいね。それについては反論の余地がないよ」

 大谷がメジャーに挑戦した2018年から2023年まで同僚として過ごした2人。“トラウタニ”と称され、ともに最高峰のプレーヤーとしてチームを牽引したが、ポストシーズンに進出することはできなかった。

 チームの現状についてトラウトは「ここ数年は僕たちにとって困難なものになっている。プレーオフにも出場できていないし。僕たちは文化だったり考え方だったりを変えようとしているところなんだ。若い選手でも、ベテランの選手でも、頭の中にあるのは1つだけさ。日々成長するということなんだ」と言及。近年は怪我に泣く自身についても「とにかく試合に出場すること。僕はプレーするのが楽しみだからね。ここ数年は、自分ではどうすることもできない異様なことが起きている。今は体調的にいいよ。いろいろ取り組んだことがあって、スイング的にとても良くなっていると感じるね」と状態の良さをアピールした。

 3度のMVPを誇る英雄は、かつて球界最強選手と称賛された姿を取り戻せるのだろうか。大谷と共闘時代に叶わなかったプレーオフ進出へ、チームの顔のパフォーマンスがカギを握る。

(Full-Count編集部)

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