球速向上と制球力アップに必要な“体の部位” 自宅でも可能な20秒の「お手玉」

“捻る”動作がある野球では体幹の強さが重要だ(写真はイメージ)
“捻る”動作がある野球では体幹の強さが重要だ(写真はイメージ)

米国式野球アカデミー「Be an Elite.」代表の松本憲明氏が勧める体幹トレーニング

 球速アップや制球力を安定させるには体幹の強さが必要になる。夏に向けてさらなるレベルアップを目指す少年少女たちに向け、一流の指導者たちが短期集中型のメニューを提案。今回は米国式野球アカデミー「Be an Elite.」代表の松本憲明氏が、自宅でも簡単にできる「体幹トレーニング」を紹介する。

 体幹とは腹筋、背筋など“体の軸”となる箇所を指す。野球は「打つ、投げる、守る、走る」全てに必ず捻りの動作が生まれるため、軸を鍛える体幹トレーニングが必要になってくる。そこで、松本氏が推奨するトレーニングが「体幹お手玉」だ。

 まずは、腕立て伏せの姿勢を取り、お尻が上下しないよう注意する。次に片手でボールを持ち、お手玉のように投げてキャッチを繰り返す。お手玉をする際には、体を真っすぐにキープすることが重要。20秒で何回できるかなど、ゲーム性を持たせると子どもたちも飽きずに楽しめる。

「子どもたちは形がバラバラになりやすいので、指導者や親はしっかりと見守ってほしい。間違ったやり方をしてしまうと腕に力がかかり、全く違う箇所を鍛えることになるので注意が必要です」

 上半身や下半身の力がいくら強くても、体幹が弱いとうまく連動していかない。「体幹を安定させないとボールは速くならない。飽きずに楽しんでトレーニングをしてほしい」と松本氏。地味なトレーニングだが、野球に必要な部位だけに、継続して行うことが重要だ。

(First-Pitch編集部)

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