衝撃の年間130敗ペース…弱小ロッキーズは「歴代最悪の球団」 米冷笑「3Aに送ろう」

初回、暴投で失点したロッキーズのブラッドリー・ブラロック(右)【写真:Getty Images】
初回、暴投で失点したロッキーズのブラッドリー・ブラロック(右)【写真:Getty Images】

39試合時点で6勝33敗は1988年のオリオールズに並びMLB最低

■パドレス 21ー0 ロッキーズ(日本時間11日・デンバー)

 また大敗を喫した。ロッキーズは10日(日本時間11日)、本拠地で行われたパドレス戦に0-21で敗れて8連敗。4試合連続の2桁失点で、シーズン137敗ペースとなった。39試合時点で6勝33敗は1988年のオリオールズに並びメジャー歴代ワースト。あまりの弱さに米ファンも「酷すぎる」「3Aに送ろう」と辛辣な声を寄せている。

 先発のブラロックは初回にシーツの2ランなどでいきなり5失点。3回2/3を投げて13安打12失点3本塁打と散々な内容だったが、代わったメヒアも1回1/3で6安打7失点2本塁打とパドレス打線の勢いにのまれた。スコアボードは6回まで毎回動き、最終的に7・9回以外で失点している。

 試合後に取材に応じたバド・ブラック監督は「タフな敗戦だ。ブラッドリー(ブラロック)は最悪の気分だろう。フアン(メヒア)も最悪の気分だろう。直近は先発陣が苦しんでいる。先発陣は責任を感じている」と嘆いた。「前を向かないといけない。彼らならできるけど、現状は厳しい。とても厳しいんだ。選手たちは一生懸命やっているし、活躍したいと思っている」とどうにか擁護する他なかった。

 ブラック監督の言うように、先発投手陣の防御率はメジャーワーストの7.31。同2位のマーリンズが6.25だから1点以上も悪い。もっとも、苦しんでいるのは先発陣だけに限らない。本拠地は高所にあり打者天国と言われながらも、チーム打率.215はメジャーワースト2位、OPS.634も同ワースト3位と打線も大苦戦している。

 投打に見どころがなく、連日の大敗劇に米ファンも呆れかえるしかないようだ。「歴代最悪のチーム」「ホワイトソックスおめでとう! 君たちの記録は1年しかもたなかった」「チームを売ったほうがいい」「誰かチームを救ってくれ」「こんな弱いチームがあっていいのか……」などと散々な言われよう。果たして絶望的な状況から、チームは上向くことができるだろうか。

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