リチャードは「環境を変えるのが一番」 小久保監督が言及…“最後の電話”で伝えたこと

西武戦前に練習を見守るソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:栗木一考】
西武戦前に練習を見守るソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:栗木一考】

5年連続で2軍HR王…小久保監督「自分で決断しないといけない。それが一番足りなかった」

 ソフトバンクの小久保裕紀監督が13日、西武戦(京セラドーム)の試合前に取材に応じた。12日に発表された巨人との交換トレードに言及し、巨人に移籍したリチャード内野手について「チャンスをもらえると思う。環境を変えるのが一番」と激励した。

 リチャードは昨季までウエスタン・リーグで5年連続の本塁打王を獲得。8年目の今季は栗原陵矢内野手の離脱もあって「8番・三塁」で初の開幕スタメンを勝ち取ったが、22打数2安打の打率.091、12三振と振るわず、4月5日に2軍降格。2軍では21試合出場で4本塁打、打率.162だった。

 トレードが決まり、小久保監督は「昼頃に電話が来た」と本人から伝えられたことを明かした。「熱望されていくわけだし、チャンスをもらえると思う。環境を変えるのが一番だし、球団もそう判断したのでしょう」と、新天地での活躍に向けて背中を押した。

「ずっと付き添ってやるというところから、自立して力を出せるか。甲斐はいるけど、全く知らない環境にいくからね。それはプラスになると思う」と、一からキャリアを作り上げていくことがいい経験になると見る。その上で「求められるのは自分で決断して自分でやること。頼る人もいないし、自分で決断しないといけない。それが一番足りなかったし、きょうスタメンなんでしょ? その気持ちでいけよ、と電話では話しました」とした。

 一方でチームには、秋広優人内野手と大江竜聖投手が新たに加わった。巨人では2023年に121試合に出場して111安打、打率.273、10本塁打、41打点を記録した“逸材”の秋広。昨季は0本塁打に終わり、今季も出場5試合にとどまっているが、「ジャイアンツでもプロスペクトの選手。それだけ期待を背負っていると思うし、こっちで花を咲かせられるように」と期待を口にした。

(Full-Count編集部)

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