巨人の戸郷翔征また初勝利ならず 広島打線につかまり5回4失点、5度目の先発でも白星は遠く

広島戦に登板した巨人・戸郷翔征【写真提供:産経新聞社】
広島戦に登板した巨人・戸郷翔征【写真提供:産経新聞社】

今季は2軍落ちも経験

■広島 ー 巨人(13日・マツダスタジアム)

 巨人の戸郷翔征投手が13日、敵地マツダスタジアムでの広島戦に先発。5回4失点を喫し、5度目の先発でも今季初勝利を飾れなかった。94球を投げて8安打2本塁打を浴び、初回に8球連続のボールで押し出しを与えるなど3四球。不安定な内容で防御率は8.06となった。

 初回から制球が安定せず1死満塁のピンチを招くと、坂倉将吾捕手にストレートの押し出し四球を与え、先制を許した。2回にも2死から中村奨成外野手に左中間へ1号ソロを浴びるなど、苦しい投球が続いた。

 さらに3回にも、先頭の坂倉に右中間を破る二塁打を浴びると、続く小園海斗内野手に初球のカーブを捉えられ中前適時打。3点目を奪われた。4回は無失点に切り抜けたが、5回には末包昇大外野手に左翼席へ5号ソロを浴びた。6回の攻撃で代打が出され、リードを許したまま交代となった。

 今季は開幕投手を務めたものの、これで5試合に投げて勝ち星なし。昨季まで3年連続12勝を挙げてきたエースが、長いトンネルから抜け出せない。

 今季は巨人のエースとして開幕投手を任されたが、3月28日のヤクルト戦はで5回4失点(自責2)、続く4月4日の阪神戦も3回3失点でKOされていた。さらに11日の広島戦は自己ワーストの10失点。翌日に抹消され、2軍調整となった。

 約1か月の2軍調整を経て今月5日の阪神戦で復帰登板。5回まで1点に抑える力投を見せていたが、6回に勝ち越しを許して降板した。試合前の時点で0勝3敗と勝ち星から遠ざかっていた。

(Full-Count編集部)

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