大谷翔平が動かす“日本人の財布”「強力な動機に」 1019億円契約が引き寄せた「91%増」

マスターカードが日本のスポーツツーリズムのデータを指摘
大谷翔平がもたらす経済効果は、とどまることを知らないようだ。クレジットカード国際ブランドのマスターカードは16日、ドジャースとヤンキースが激突した昨季のワールドシリーズなど、海外で行われた大規模なスポーツイベントの影響で、日本からの旅行者による支出が91%増加したと発表した。
マスターカードが同日、今年の旅行動向を発表。「日本が2年連続で夏の人気旅行先上位を独占」と、相変わらず日本への観光需要が大きいというデータを示した。
その一方、スポーツツーリズムの人気が高まる中、全豪オープンやメジャーリーグのワールドシリーズのような大規模イベントは、海外からの多額の消費を生み出していると指摘。「大谷翔平選手のワールドシリーズ出場に合わせ、日本からの旅行者による支出が91%増加した」と発表した。
この「日本からの旅行者の支出が91%増加」という数字は、アジア太平洋地域の中で海外旅行者体の支出増加率の約6倍にあたるという。発表では「スポーツイベントがファンにとって強力な旅行動機になっていることが改めて浮き彫りになっている」と指摘。大谷が日本人の「スポーツツーリズム」の象徴的存在となっていることを示した。
(Full-Count編集部)