ド軍、早くも不名誉な球団ワースト記録更新ペース 増え続ける離脱…米指摘「27」の意味

18日にイエーツが離脱…トリビーノが昇格した
【MLB】エンゼルス 6ー4 ドジャース(日本時間19日・ロサンゼルス)
“野戦病院”を象徴する数字が並んだ。ドジャースは18日(日本時間19日)、本拠地でのエンゼルス戦に4-6で敗戦。0-4の5回からはルー・トリビーノ投手がマウンドへ。実は、チームとしては今季27人目の投手となった。LA記者は“異常”なまでの投手事情を指摘している。
33歳のトリビーノは2018年にアスレチックスでデビューし、69登板で8勝3敗4セーブ、防御率2.92の好成績を残した。60登板以上を計4度記録するなどタフネスも持ち味で今季開幕はジャイアンツで迎えたものの、11試合で防御率5.84と不振。5日(同6日)に40人枠から外れて自由契約となり、11日(同12日)にドジャースとマイナー契約を結んでいた。
ドジャースはこの日、カービー・イエーツ投手を右太もも裏痛のため負傷者リスト(IL)に入れたと発表した。その空いた枠にトリビーノが入った格好だが、今季も故障者の多さが顕著だ。
直近ではクレイトン・カーショーが戦線に復帰したものの、開幕ローテーション入りしていたタイラー・グラスノー、佐々木朗希、ブレイク・スネルが早くも離脱。ブルペンでは、イエーツの他にもブレイク・トライネンらも負傷しており、投手の台所事情がかなり厳しい状況だ。
ドジャースのご意見番として知られるブレイク・ハリス氏はトリビーノが登板すると、自身のX(旧ツイッター)を更新。「ドジャースは40人の異なる投手を起用して、昨年球団記録を作った。そして彼らは今季、すでに27人の異なる投手を起用している。まだシーズンの29%しか消化していないというのに……」と指摘した。試合に敗れたデーブ・ロバーツ監督も負担のかかるブルペン運用に対して「持続可能かどうか、という点だが……正直、持続可能ではない」と吐露しており、昨年のワールドチャンピオンが5月ながら“苦境”に直面しているようだ。
(Full-Count編集部)