87億円の投資も…計29HR、ド軍34歳は「最も酷い契約」 米ファン嘆き「大きな間違い」

4年6000万ドル契約では打率.222、29本塁打、OPS.676しか残せず
ドジャースは18日(日本時間19日)、クリス・テイラー外野手をリリースしたと発表した。今季成績は28試合出場で打率.200、0本塁打、2打点。今季年俸1300万ドル(約18億9700万円)の選手として許容できない水準だった。4年契約を全うできずに終わった34歳に対して、米ファンは「あの契約は大きな間違いだった」と厳しい声を寄せた。
テイラーは一発と汎用性を武器に活躍。2017年は140試合出場で打率.288、21本塁打、72打点とブレークし、リーグ優勝決定シリーズではMVPに輝いた。2020、2024年と2度のワールドシリーズ制覇にも貢献し、ファンからの人気も高い選手だった。2021年オフにFAとなると、球団は4年6000万ドル(約87億5000万円)の好待遇で迎え入れた。
もっとも、4年契約の間は厳しい数字が並んだ。2022年は10本塁打、打率.221に終わり、2023年は15本塁打と持ち直したものの、ここ2年は勝利貢献度がいずれもマイナス。4年間では通算350試合で打率.222、29本塁打、124打点、OPS.676、WAR1.6しか記録できなかった。
リリースとなったものの、テイラーは今季年俸の残りおよそ930万ドル(約13億5000万円)に加えて、来季に関しても400万ドル(約5億8100万円)のバイアウトが付帯されており、少なくとも計1330万ドル(約19億4000万円)をドジャースから受け取ることになる。
契約上の問題とはいえ、直近ではあまり結果を残せなかった34歳に対して米ファンも辛辣だ。「あの契約は大きな間違いだった」「契約を結んだやつをクビにしろ」「ここ最近で最も酷い契約」「次はコンフォートの番かな」などと批判的な声が寄せられた。もちろん「CT3は永遠にドジャースよ」「いままでありがとうテイラー」と惜しむファンも。果たしてテイラーの今後はどうなるだろうか。
(Full-Count編集部)