ベッツ復活の2連発も「あまり関係ない」 チーム4連敗で言葉少なめ…「タフだ」

2打席連発でドジャース通算140号…レッドソックス時代を抜く
【MLB】Dバックス 9ー5 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)
復活を印象付ける活躍も、表情は曇ったままだった。ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は19日(日本時間20日)、本拠地のダイヤモンドバックス戦で2打席連続本塁打を放った。しかしチームは5-9で敗戦。「タフだ」と言葉を絞り出すしかなかった。
初回に中堅のキム・ヘソン内野手が打球を見失うミスもあって先制を許すと、3回からマウンドに上がったランドン・ナック投手は2被弾&4失点と、ドジャースは3回までに7点を失った。しかし4回、ベッツが反撃の今季6号ソロを左翼席に運ぶと、6回には大谷翔平投手の17号の余韻が冷めやらぬ中、2打席連発の7号を放った。
8回は左飛に終わったが、ウォーニングトラックまで届く特大飛球。試合前の時点でOPS.754と今季は打撃で苦戦している32歳MVPが、徐々に復活していることを感じさせるアットバットだった。
もっとも、試合後のベッツの表情は明るくなかった。「タフだ。怪我人が戻ってこないといけない。今ある戦力で戦っている」と4連敗に肩を落とすと、自身の2打席連発にも「あまり関係ない」。ドジャースの顔として、自身の活躍よりもチームの勝利を喜ぶリーダーの矜持を感じさせた。
(Full-Count編集部)