ロッテと大人気キャラのコラボが話題　SNS拡散で予約殺到…作者は筋金入りのファン

「ノラネコぐんだん」のコラボグッズが大反響

　ロッテと大人気絵本シリーズ「ノラネコぐんだん」のコラボグッズがSNSで大反響を呼んでいる。登場キャラクターたちがユニホーム姿で躍動するイラストを用いたグッズは、発売が発表されるとたちまちSNSで拡散。他球団ファンの心までもつかみ、発売前の予約販売では想定以上の注文を受け急遽増産となるほどの人気ぶりとなった。コラボが実現したのは、作者の工藤ノリコさんがロッテの大ファンだったからだという。

　工藤さんがプロ野球を好きになったのは幼い頃、父と2人の弟が野球好きの家庭環境の中で自然と野球観戦が好きになったという。1995年の第1次ボビー・バレンタイン監督時代に球場に足を運ぶようになり、2005年のプレーオフ制覇と31年ぶりのリーグ優勝、日本一の過程をファンとして経験して“マリーンズ愛”が確固たるものとなった。

「2005年のリーグ優勝を達成した試合は忘れられません。家でテレビで見ていましたが、優勝が決まった瞬間の爆発的な感動は一生忘れないと思います」

　ロッテの試合があるときは家でほぼ毎日観戦し、試合結果をチェック。勝利を願いつつも、負け試合でも若手選手の成長や将来への経験として楽しむ視点を持つ。シーズンオフは「とてもつまらない我慢の日々」と話すほどだ。

　球団からのコラボオファーを受けたときは「とてもうれしかった」と振り返る。新規描き下ろしのイラストは躍動感を出すため走り描きのようなラフスケッチを活かして制作した。キャラクターの8匹のノラネコに鳩のパッポヒを加えて“9人”のチーム編成をしている。

「勝ってほしいとは当然毎日思っていますが、もはや勝ち負けを超えて絶対的に応援しているという感じです。マリーンズという応援したいチームがいてくれるからこそ、野球観戦という日々の最高の楽しみがあり、感謝しています。今年も優勝目指して応援します！」。ロッテ、野球への熱い思いも明かした。

（「パ・リーグ インサイト」編集部）

（記事提供：パ・リーグ インサイト）