大谷プレーボール弾キャッチ「強い打球音が聞こえて」　まさかの着席前…敵軍ファン興奮

大谷は19号先頭打者弾

【MLB】ガーディアンズ ー ドジャース（日本時間27日・クリーブランド）

　ドジャースの大谷翔平投手は26日（日本時間27日）、敵地のガーディアンズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、初回に2試合連発となる19号先頭打者弾を放った。このホームランボールを見事にキャッチしたのはニック・ラムさんだ。

　18時10分に試合開始。大谷のプレーボール弾をラムさんは右翼最前列の席に着く前にゲットした。「座席へ歩いている途中でした。強い打球音が聞こえた後、私の元へ打球が飛んできました。全員の視線を集めた後、キャッチして、（子どもたちに）渡しました。あそこに4人、私たちと一緒に6人の子どもが来ているので、彼らにも見てもらいたかったんです」と声を弾ませた。

　地元のガーディアンズファンだが、大谷を見るために観戦に訪れたという。「最高ですよ。最高です。とてもクールな気持ちです。だって（キャッチできる）確率を考えてください！　子どもたちがボールを持ち帰ることができるので、嬉しいです。ガーディアンズファンですが、ドジャースが来る時は毎回見に来ています。今日はオオタニを見に来たんです」と大興奮だった。

　3人の子どもたちは大谷の大ファンだという。「たぶん子どもたちにあげると思います。子どもたちは『ショウヘイのボールだ！』って喜んでくれるでしょうね。サインがもらえたら最高なんですけどね。試合後に誰かに相談してみようかと思っています」と目を輝かせていた。

（小谷真弥 / Masaya Kotani）