日系27歳外野手もNPB入り熱望「そうなれば最高だ」 隠せない侍ジャパンへの思い

ホセ・ラミレスに続いてNPB入りを熱望「もちろん日本でプレーしたいです」
ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手が27日(日本時間28日)、将来的なNPB移籍を熱望した。母方の祖父母が山形に住んでいる安打製造機は「もちろん日本でプレーしたいです。ヤマガタに家族がいるんです。将来は何があるか分からないが、もしそうなれば最高だ」と真面目に語った。
27歳のクワンは2022年にメジャーデビュー。巧みなバットコントロールを武器とし、同年に打率.298、6本塁打、52打点、19盗塁。昨季も打率.292、14本塁打、44打点と長打力もつけてきた。2022、2023年とガーディアンズでプレーしたオスカー・ゴンザレス外野手が楽天入り。「チームメートが最近日本のチームと契約をしましたし、家族はそのチームのファンなんです。だから本当に特別なことになると思います」と熱く語った。
2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパン入りを望んでいたが、日本代表としての出場資格を満たさなかった。「出たい気持ちはあります。ただ、出場にはパスポートや自分や両親の出身国など厳しい規定がある。規定が変わることはなさそうなので、何も進展はありません。もし何か変わるなら、もちろん出たいですが。運命でないのなら仕方ないですね」と悔しそうだ。
サンフランシスコに近いカリフォルニア州ロスガトス出身。当然、米国代表としての出場資格を持っている。「どの国でも、代表としてプレーできたら光栄です。あのレベルの大会でプレーするのは特別なこと。でも、最後は自分ではコントロールできないこと」。
ここまで打率.314、4本塁打、19打点と順調にスタート。「体の調子もいいし、できるだけ多くの試合に出られるようにケアもしっかりしています」と大きくうなずいていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)