日ハム有薗が2戦連発10号！…乱打戦を制す　ロッテは巨人に完封負け、28日ファーム結果

鷹・前田純が2回29球無安打1四球1奪三振無失点

　パ・リーグ球団主催のファーム公式戦が28日、3試合が行われた。ソフトバンクはタマホームスタジアム筑後で広島に4-2で勝利した。先発の前田純投手が2回29球無安打1四球1奪三振無失点で降板後、笹川吉康外野手の適時打で1点を先制した。

　3回からは大津亮介投手が登板。2イニングを1安打に抑えたが、5回にモイセス・ラミレス外野手の3号2ランで逆転を許した。7回に先頭・笹川の5号ソロで試合を振り出しに戻すと、藤野恵音捕手とジーター・ダウンズ内野手の犠飛で2点の勝ち越しに成功。9回は津森宥紀投手が3者凡退で試合を締めた。

　日本ハムはファイターズ鎌ケ谷スタジアムでDeNAに7-5で勝利した。先発・松浦慶斗投手は3回、梶原昂希外野手の適時二塁打で2点の先制を許し、東妻純平内野手の適時打でさらに失点。3回67球4安打2四球6奪三振3失点で降板した。あとを受けた中山晶量投手も、4回に森敬斗内野手の適時打で1失点を喫した。

　打線は3回、田宮裕涼捕手、有薗直輝内野手の安打と四球などで好機を作り、阪口樂内野手の適時内野安打で1点を返す。さらに5回には、有薗に2試合連発となる10号ソロが飛び出した。6回には満塁から田宮の2点適時二塁打が飛び出して同点に。さらに、アリエル・マルティネス外野手の適時打で勝ち越した。その後は北浦竜次投手、堀瑞輝投手、杉浦稔大投手が繋いで勝利した。

　ロッテはロッテ浦和球場で巨人戦に0-8で敗れた。先発・中村亮太投手は初回にフリアン・ティマ外野手と大城卓三捕手の連続適時打などでいきなり3失点。2回にも失点し、3回には大城に2号2ランを浴びるなど、3回76球10安打1四球2奪三振7失点でマウンドを降りた。

　4～5回は2番手の秋山正雲投手が無安打投球でつなぐと、6回は美馬学投手が3者連続三振を奪う投球を披露。しかし、7回に三塚琉生内野手に適時打を許し、リードを8点とされた。一方の打線は5回まで毎回三者凡退に倒れるなど、相手先発・菊地大稀投手に苦戦。その後も好機を作りながらホームが遠く、3連敗を喫した。

（「パ・リーグ インサイト」編集部）

（記事提供：パ・リーグ インサイト）