大谷翔平でも届かぬ“ジャッジの壁” 最多20号&史上初快挙の可能性も…決定的な差

最新の「打者パワーランキング」が発表…打点トップの鈴木が10位
MLB公式サイトは29日(日本時間30日)、最新の「打者パワーランキング」を発表した。メジャー単独1位の20本塁打を記録しているドジャース・大谷翔平投手は2位にランクイン。打点トップに浮上したカブス・鈴木誠也外野手が初めて10位に入った。
大谷は25日(同26日)のメッツ戦から3試合連続本塁打を叩き込み、今季メジャー最速で20号に到達した。ここまで54試合に出場して打率.292、20本塁打、35打点、OPS1.042をマーク。本塁打数、59得点、長打率.648は堂々のリーグ1位だ。MLB公式は「もしかすると史上2人目の『3年連続MVP』を受賞するかもしれない」としてここまでの活躍を振り返る。
「現在、オオタニはメジャー最多の20本塁打を記録しており、昨年の54本を上回るペースだ。さらに11盗塁も記録しており、60本塁打&30盗塁という前代未聞のペースに近づいている。こんなシーズンは誰も経験したことがない――でも、それがオオタニという選手なのだ」とし、前年の「50-50」に続く伝説が生まれる可能性を指摘している。
もっとも、そんな大谷でも1位にはなれず。連続でトップに君臨したのがヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手だ。「ジャッジの打撃での偉大さについて、もう言うことがなくなってきた。打率(.391)、出塁率(.488)、長打率(.739)、OPS(1.227)、安打数(81)でメジャー全体のトップを走っている」と圧倒的な完成度の高さを備え、現在のペースなら史上最多タイの4度目の50本塁打を達成もあり得るという。
また、鈴木は初めて「打者パワーランキング」に選出された。「セイヤ・スズキ、ピート・クロウ=アームストロング、カイル・タッカーが中心となり、カブスは強力打線を武器にナ・リーグ中地区の首位に立っている」とチームの勝利に貢献していることを強調し、「さらに14本塁打、OPS+152」と質の良い打撃が選出の決め手になったようだ。
(Full-Count編集部)