ド軍に悲報、元守護神は前半戦絶望へ 投球再開すらできず…指揮官も不安「懸念事項に」

ドジャースのエバン・フィリップス【写真:Getty Images】
ドジャースのエバン・フィリップス【写真:Getty Images】

フィリップスは3年連続で60登板以上

 復帰がさらに遠ざかった。ドジャースは29日(日本時間30日)、レッズのアレクシス・ディアス投手をトレード獲得したと発表した。2023年のオールスター選手の加入に伴い、エバン・フィリップス投手を60日間の負傷者リスト(IL)へ移行させている。元守護神の復帰は早くても後半戦になりそうだ。

 30歳のフィリップスは2021年途中にレイズからドジャースに加入。2022年は64試合で防御率1.14と覚醒すると、その後も2年連続で60試合以上に登板し、24、18セーブとクローザーを務めることも増えた。

 しかし今季は開幕前に右回旋腱板裏の損傷のため15日間のIL入り。4月19日(同20日)に復帰し、7試合で防御率0.00と好投していたが、7日(同8日)に今度は右腕の違和感で再びIL入りした。その後は音沙汰なく、5月下旬に状況を聞かれたデーブ・ロバーツ監督は「懸念事項に少しなり始めている。キャッチボールの再開を試みる(段階になる)まで、あとどれくらいかかるかわからない。懸念事項に少しなり始めているけど、ベストを祈っている」と不安視していた。

 今回の60日IL入りに伴い、フィリップスの“最短”復帰は7月上旬。もっとも、投球再開すらできない現状を考えれば、現実的にはオールスター以降になるだろうか。計14投手がIL入りするドジャースにあって、右腕の復帰が“最大の補強”にもなる。

(Full-Count編集部)

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