山本由伸が首位陥落…「22」→「2」に激減 防御率2.20でも足りず、上を行く“怪物”

ドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】
ドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】

疑似投票でナ・リーグ1位→3位に

 サイ・ヤング賞争いでドジャース・山本由伸投手は一歩後退した形となっている。MLB公式サイトのジャレッド・グリーンスパン記者は10日(日本時間11日)、「ナ・リーグではスキーンズがリード、ア・リーグではスクーバルが貫禄を示す。サイ・ヤング賞の最新(疑似)投票」とのタイトルで報じた。

 模擬投票は40人の記者によって行われ、今季これまでの成績と残りシーズンの活躍を想定して投票する。1位は5ポイント、2位は4ポイント、3位は3ポイント、4位は2ポイント、5位は1ポイントとなっている。

 5月12日(同13日)までの投票では、ナ・リーグは山本が1位22票を集めてトップ。昨季新人王のポール・スキーンズ投手(パイレーツ)が2位だったが、今回は1位票を32票集めてトップに立った。グリーンスパン記者は「邪悪な7つの変化球を操るスキーンズは、歴史的なルーキーシーズンよりも更にえげつない活躍をしている」と評している。

 スキーンズは今季14試合に登板して4勝6敗ながら防御率1.88はリーグ2位。WHIP0.84、被打率.173はともにリーグ1位となっている。

 山本は今回、1位票が2票に激減してリーグ3位に後退。今季はここまで13試合に登板して6勝4敗、防御率はリーグ3位の2.20と安定した投球を続けている。

 グリーンスパン記者は3位後退について「彼の活躍とあまり関連性はない。ルーキーシーズンから引き継ぎ、頼もしい活躍をしている。スプリットは球界屈指の球種だ」と記した。依然として注目の存在であることは間違いないようだ。

(Full-Count編集部)

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