佐藤輝明がキング独走の18号 46打点で2冠…年間42本ペースで“バースの再来”なるか

「4番・右翼」で先発出場
■西武 ー 阪神(11日・ベルーナドーム)
阪神の佐藤輝明内野手が11日に敵地ベルーナドームで行われた西武との交流戦に「4番・右翼」で先発出場し、9回にキング独走となる18号ソロを放った。打点でもリーグ単独トップに再浮上し、2冠の座を守っている。
1点リードの9回第4打席、ウィンゲンターが投じた153キロの初球を完璧に捉え、右翼席に運んだ。貴重な追加点となり、今季46打点目。新人時代の2021年5月28日にも1試合3本塁打を放った同球場で、またしてもインパクトを残した。
これで6月は9試合で6本塁打と勢いが止まらない。交流戦は4日の日本ハム戦で1試合2本塁打を放ち、8日のオリックス戦では満塁弾を放つなど、絶好調が続く。
2020年ドラフト1位指名で阪神に入団。1年目から24本塁打を記録すると、3年連続で20本塁打以上を放った。昨季は2軍降格も経験し、自己最少の16発にとどまった。だが、今季は開幕からアーチを量産。両リーグ最速で2桁本塁打に到達した。
これで年間42本ペースで、2位で追うDeNAの牧には7本差。阪神としてはランディ・バース以来39年ぶりとなる本塁打王も見えてきた。打点王のタイトルも試合中に並ばれていた同僚の森下翔太外野手を突き放し、再び単独トップとなった。