不振コンフォート、復活弾よりも感謝した同僚の姿 勝負を決めた大谷の三塁打「そして最後に」

5回にバスケスから同点4号ソロ
【MLB】ドジャース 5ー2 パドレス(日本時間12日・サンディエゴ)
ドジャースは11日(日本時間12日)の敵地パドレス戦に5-2で勝利。同地区ライバルに勝ち越してシリーズを終えた。試合は中盤まで劣勢だったが、マイケル・コンフォート外野手の同点弾で追い付くと、その後に打線が繋がった。試合後に取材に応じたコンフォートは、自身の一発よりも同僚の活躍を称えた。
0-1の5回1死、走者なしで打席を迎えたコンフォートは、好投を続けていたバスケスの初球94マイル(約151キロ)直球を完璧に振り抜いた。左中間に飛び込む今季4号で試合を振り出しに戻し、ベンチに戻るとナインから手荒い祝福を受けた。
昨オフにジャイアンツからFAとなり、1年1700万ドル(約24億3200万円)で加入した33歳。メッツ時代の2019年に33本塁打、昨季も20発を放つなど高い期待を受けていたものの、開幕直後から絶不調に陥り、3・4月は打率.156、5月も打率.194と厳しい数字が並ぶ。それでも徐々に復調しているのは確かだ。
試合後にNHKのグラウンドインタビューに応じた際は「一生懸命に改善に取り組んできたし、長いシーズンなので、願わくばこの球場でやったようにもっとホームランを打って、もっと良いスイングをして、チームの一員として勝利に貢献したい」と笑顔を見せた。
さらにクラブハウスでも、不振を脱したか聞かれたコンフォートは「打席の質としては、間違いなく正しい方向に進んている。打球も前より少し強くなっている。まだ取り組む面もたくさん残っているけど、チームで勝ち取った素晴らしい勝利だ」と安堵の表情。そして「ブルペンは素晴らしかったし、テオのあの打撃は大きかった。そして最後にウィル、ショウヘイのプレーもあった」と、テオスカー・ヘルナンデス外野手の勝ち越し3ラン、9回に三塁打を放って5点目のホームを踏んだ大谷翔平投手を称えた。
コンフォートはNHKのインタビューでも「テオの本塁打は大きかったし、ショウも大きなヒットを打った」と絶賛。自身のプレーよりも、味方の活躍を素直に拍手を送る粋なコメントを残していた。序盤戦は不振にあえいだが、勝負どころの夏場以降に本来の姿を見せられるだろうか。
(Full-Count編集部)