大谷翔平の投手復帰で“リマインド” 米記者が脱帽した異次元リスト「いかにインクレディブルか」

「先発投手が1番打者として出場」したケースは大谷含めて過去4度
【MLB】ドジャース ー パドレス(日本時間17日・ロサンゼルス)
“異次元リスト”に米記者も驚きを隠せなかった。ドジャースは16日(日本時間17日)、本拠地でのパドレス戦のスタメンを発表し、大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で先発する。エンゼルス時代の2023年8月23日(同24日)のレッズ戦以来のマウンド。大谷だけが突出した数字に、「いかにインクレディブルか」と脱帽の声を寄せた。
大谷は2023年9月に右肘手術を受け、ドジャースに移籍した昨季は打者に専念。今季5月頃の復帰が見込まれていたが、15日(同16日)のジャイアンツ戦前に、デーブ・ロバーツ監督が6月下旬の投手復帰を示唆。試合後には、16日(同17日)からのパドレス4連戦中に復帰する見通しを示した。その後、球団SNSで大谷が16日(同17日)のカード初戦に先発することが発表された。
米放送局「MLBネットワーク」によると、1900年以降でナ・リーグの選手が先発投手とリードオフマンを同時に務めるのは、1901年のジム・ジョーンズ、1953年のアルビン・ダーク以来、大谷が3人目になるという。また、MLB公式のサラ・ラングス記者は「オオタニがいかにインクレディブルかについて、またリマインドします」として“リスト”を記した。
1900年以降に「先発投手が1番打者として出場」した例として、「ショウヘイ・オオタニ:11回 1968年9月22日:セサル・トーバー(※9ポジションすべて守った特別な試合) 1953年9月27日:アル・ダーク(※この試合1イニングのみ投げ、三塁に移動。唯一の登板試合) 1901年9月30日:ジム・ジョーンズ」との4回しかないという。その後、大谷の先発が決まり「12回」に“上方修正”した。
663日ぶりに投手復帰で、早くも掘り起こされた歴史と偉業。大谷翔平の二刀流復活に注目が集まる。
(Full-Count編集部)