1兆4500億円との“共闘”にご機嫌 ド軍指揮官ニヤリ「幸運だ」…規格外のニュース

試合前、取材に応じるドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:上野明洸】
試合前、取材に応じるドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:上野明洸】

ロバーツ監督、ウォルター氏に「彼はスポーツに情熱を持っている」

【MLB】ドジャース ー パドレス(日本時間19日・ロサンゼルス)

 人気チーム同士での“共闘”を誓った。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が18日(日本時間19日)、本拠地でのパドレス戦を前に取材に応じ、チームのオーナーであるマーク・ウォルター氏が、NBAレイカーズの株式の過半数を100億ドル(約1兆4500億円)で購入すると複数の米メディアから報じられたことについて「彼はスポーツに情熱を持っている」などと言及した。

 ロバーツ監督は“ご機嫌”な様子で「彼(ウォルター氏)はここ数年、レイカーズの株の一部を持っていた。彼は本当にLAの街に様々な形でコミットしている。そして、彼はスポーツに情熱を持っている。今日はレイカーズにとって、そしてLAにとっても、とてもワクワクする日。ドジャースの一員として彼について言えるのは、彼はとても負けず嫌いで、毎年優勝を狙えるチームを作るために最善を尽くすということ」と言葉を続けた。

 米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、これまでレイカーズはバス家がオーナーを務めていたが、過半数の株式を売却。スポーツフランチャイズ史上最高額になるという。バス家は今回の売却に伴い、単純比較で購入時の約148倍でチームをウォルター氏に渡すことになった。

 レイカーズは1979年にジェリー・バス氏が6750万ドル(約97億8890万円)で買収。1980年代は5度のNBA制覇を成し遂げた。マジック・ジョンソンがチームを一気に押し上げ、NBAファイナルではラリー・バード率いるセルティックスと何度も名勝負を繰り広げてきた。1980年以降の計11度の優勝は、この間でNBA最多を数える。

“強豪”チームを獲得したウォルター氏について、ロバーツ監督は「彼はリソース、サポートを提供するために最善を尽くす。彼は勝ちたい。ファン、街はそれに相応しい。我々が現状に満足することがないよう常に挑んでくる。良いオーナーというのは雇った人に任せる。彼はその点で良い仕事をしている。その上でその人に責任も持たせる。ビジネスサイドも重要だ。私はそういうオーナーの下にいられて幸運だ」と、ハキハキと話した。

 報道陣から「私たちはあなたを来シーズン、レイカーズの試合をコートサイドで観戦している姿を見ることになりますか?」と質問が飛んだ際には「イエス!」と即座に答えて爆笑を誘った。「きっとすでに多くの人がマークに(チケット要望の)連絡を入れていると思うが、私もそのリストに加わるかもしれない」と話すなど、笑顔が目立っていた。

(Full-Count編集部)

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