454億円の大砲が去り…吉田正尚のプラン“変更”か 監督が言及、気になる立ち位置

レッドソックス・吉田正尚【写真:Getty Images】
レッドソックス・吉田正尚【写真:Getty Images】

ボストンのメディアが報じた…吉田は開幕からIL入り

 右肩手術の影響で60日間の負傷者(IL)入りしているレッドソックスの吉田正尚外野手について、復帰が早まる可能性を米メディアが伝えた。アレックス・コーラ監督が今後について「綿密な計画を立てる」などと語っている。

 レッドソックスのDHとして打線の中心を担っていたラファエル・デバース内野手がジャイアンツへトレードとなった。今季レッドソックスで73試合出場。打率.272、15本塁打、58打点だった主力が抜けたことでレッドソックス地元メディア「Masslive.com」が18日(日本時間19日)に「レッドソックスが(ラファエル・)デバースをトレードに出してレギュラーのDHが不在となった今、マサタカ・ヨシダのILからの復帰が早まる可能性がある」と伝えた。

 コーラ監督の「我々はおそらく今日会って彼(吉田)の次についての綿密な計画を立てるだろう」というコメントを掲載。「彼は(マイナー施設のある)フォート・マイヤーズに行く可能性がある、あちらでもっと(練習の)回数を重ねはじめて、それから願わくば近々リハビリ出場へと進む。だがまだそのことについて会ってはいない。だがおそらくそのことが議題に上がると思う」と述べた。

 吉田は昨年10月3日(同4日)にボストンで右肩関節唇の修復手術を受けた。この影響で今季は開幕からILに入っている。同メディアは吉田は肩の状況について「打つときは気にならず、投げる時だけ影響が出る。彼は17日(同18日)、120フィート(約36.57メートル)の距離で投げた」と報告している。

 その上で今回のリハビリ出場では守備にも就くのか、それとも打つだけなのかが注目となるが、コーラ監督は「それについては話し合う」とコメント。「その点についてはどうなるかはっきりしない。だが彼に打席を与えることができれば、それはいいことだ」と“前進”を望んでいる。

 復帰後のポジションが懸念されていた吉田だが、2024年から10年総額3億1350万ドル(約454億円)で契約延長していた強打者の移籍で“流れ”が変わっていくのか、注目される。

(Full-Count編集部)

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