日本ハム・北山亘基、9回1死でノーノー終了 大城卓三が豪快弾…東京Dは歓喜と沈黙

9回122球で1安打完投
■日本ハム 4ー1 巨人(19日・東京ドーム)
日本ハムの北山亘基投手が19日、東京ドームで行われた巨人戦に先発。9回1死までノーヒットノーランを継続したが、大城卓三捕手に痛恨の一発を浴び、快挙とはならなかった。場内はため息と歓声が入り混じった。
惜しくも快挙に届かなかった。北山は初回から快速球とカットボールなどを駆使して巨人打線を圧倒。5回を終えて被安打も四死球もゼロ、わずか56球で無失点に抑えた。6回も3者凡退にし、7回も簡単に2死を奪ったが、3番の泉口友汰内野手にフルカウントからの7球目が外角に外れ、この日初の走者を四球で出した。
それでも8回もゼロに抑え、9回に突入。先頭のオコエ瑠偉外野手には11球を粘られながらも二飛に打ち取り、あと2死。大城も2球で追い込んだが、カウント1-2からの4球目のフォークが内角に入ると、うまく捌かれて巨人ファンが待つ右翼席に着弾。北山は悔しそうな表情を浮かべた。
その後、丸佳浩外野手を一ゴロ、中山礼都内野手を左飛に抑え、ヒットは大城の1本のみ。9回122球を投げて1安打1失点、1四球5奪三振で完投勝利を挙げた。
2021年ドラフト8位で京産大から日本ハムに入団。入団1年目の2022年に55試合登板を果たすと、2023年からは先発に挑戦した。プロ3年目の昨季は14試合に登板して5勝1敗1ホールド、防御率2.31の成績を残した。オフには「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」の侍ジャパン入りも果たしている。
(Full-Count編集部)