松井裕樹、緊急登板でMLB初セーブ 元虎スアレス退場→逆転ピンチで本音「何が何だか」

ドジャース戦で好リリーフ
【MLB】パドレス 5ー3 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)
パドレスの松井裕樹投手は19日(日本時間20日)、敵地・ドジャース戦で9回途中から緊急登板。ピンチを切り抜け、メジャー初セーブを挙げた。
3点差に迫られた9回、元阪神の守護神スアレスが大谷へ死球を与えて退場に。ブルペンにいた左腕は2死一、三塁から緊急登板となった。ロハスをフルカウントから四球で歩かせ、続くラッシングへの投球がマルドナードの防具に入る珍事。記録は捕手のエラーで、走者に進塁が与えられて1点を失ったが、ラッシングを92.6マイル(約149.0キロ)で空振り三振に仕留めた。
9回、パドレス・タティスJr.への死球で両軍ベンチ総出の乱闘騒ぎに。パドレス・シルト監督、ドジャース・ロバーツ監督が退場となり、警告試合となっていた。緊急登板となった松井はNHKインタビューに応じ、「何が何だか分からなかった。荒れた試合で勝ててよかったです。どんな気持ちも何もという感じで。流されることなく準備させてもらったので。何がよかった、悪かったはないんですけど、勝ちをこぼさずに終われてよかったです」と振り返った。
メジャー2年目、通算96試合目の登板で初セーブとなった。「あそこは真っ直ぐしか投げるしかなかった。打ってみろという気持ち。ああいう場面で使ってもらえるようにやっている。緊急登板でなくても呼んでもらえるようにゼロを積み重ねていきたいです」と前を向いていた。
(Full-Count編集部)